こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・セット本せどりに必要なツール
・セット本せどりの仕入れ方法
・初心者が注意すべき点
・まとめ:まずはブックオフに足を運ぼう
先日、これからせどりを始めるという方と同行でブックオフに行ってセット本せどりのやり方をお伝えしました。
すごく喜んでいただけたので、需要あればと思い、ブックオフセット本せどりのやり方を記事にしました。
本記事を読めばあなたもブックオフに行って失敗なく利益商品の仕入れができるようになります。
実際に仕入れた商品も紹介しますので、是非最後まで読んでみてください。
セット本仕入れのメリット〈初心者おすすめな理由〉
まずせどりにも色々なジャンルがありますが、他のジャンルと比べてセット本仕入れのメリットを紹介します。
セット本仕入れのメリット
②回転率が高い
③リサーチしやすい
④上級者と差が出にくい
1つずつ見ていきましょう。
①出品規制や真贋調査がない
Amazonを販路にする場合の話ですが、新品商品を扱う場合は「商品自体が出品できない出品規制」や「アカウントが止まり、売上金が保留される真贋調査」のリスクがあります。
特に真贋調査は始めたばかりの新規セラーは狙われやすく、せっかくせどりを始めたのにいきなり致命傷となりかねない大きなリスクとなります。
その点、セット本を含む中古本に関してはほぼ真贋調査のリスクがありません。
初心者セラーにとって悩ましいこれらのリスクがなく、安心して取り組めるジャンルです。
②回転率が高い
セット本は中古ジャンルの中でもかなり回転率が高いジャンルになります。
全体的に安定して高いので、キャッシュフローが心配な初心者の方でもしっかり仕入れ基準を持って仕入れを行えば、長期在庫を抱えるリスクは少ないと言えます。
③リサーチしやすい
セット本はセット本コーナーに置いてあり、1つ1つが大きなかたまりになっているので、単冊の本を1冊1冊リサーチするような細かいリサーチは必要ありません。
非常にリサーチしやすい商品です。
また、1度リサーチした商品は相場感も掴めてくるので、リサーチを重ねるほど仕入れ判断が早くなります。
ある程度慣れてくると棚を見た時点でリサーチするべき商品はかなり絞れてきますので、リサーチ時間の短縮になります。
④上級者と差が出にくい
新品ジャンルや他の中古ジャンルと比べてセット本は特別なノウハウが少ないです。
事前の商品リサーチや特別な値引き交渉なども存在しないので、上級者と差がつきにくく、初心者でも充分に戦うことができます。
棚から集めてセットを組んでいく場合は「かかり巻」など知識が必要になってくる場合がありますが、組まれているセット本に関してはその心配もありません。
かかり巻とは
かかり巻とはセットコミックの中で入手難易度が高い巻のこと。20巻セットの20巻だけが非常に見つかにくい等、基本的には後半巻に多く、棚から集めてセットを組むときは注意が必要。
このようにセット本は初心者にとってリスクが少なく攻めやすいジャンルになります。
セット本せどりに必要なツール
セット本せどりに必要なツールを紹介します。
セット本せどりに必要なツール
②keepa(必須)
③プライスター(推奨)
④ロケスマ
⑤メルカリ
セット本せどりをする上で上記ツールの導入を推奨します。
①Amazonアプリ(必須)
セット本の価格確認に使用します。
Amazonの購入者用のアプリなので、もともと持っている人も多いでしょう。
もちろん無料なのでダウンロードしておきましょう。
②keepa(必須)
Keepaでは商品の価格の推移や売れ行き(ランキング)を確認することができます。
Keepaは月額約1,800円かかる有料のツールになりますが、現状せどりを行う上では必須のツールになりますので、導入を強くオススメします。
③プライスター(推奨)
プライスターは仕入れ判断や出品作業、販売状況などが行えるせどりのマルチツールです。
プライスターを導入することで仕入れはもちろんその他作業も大幅に効率化できるので、導入をこちらもオススメします。
しかし、「これから始める段階で月額4,900円はちょっと」という方や「Amazonが小口登録だから機能をフルに活かせない」という方もいると思います。
そんな方も安心ください。プライスターは30日間は無料で使用できます。
まずは30日無料で使ってみて判断しましょう。
30日間で解約すればお金は発生しないので、まず使ってみましょう。
プライスターに関しては「プライスターはいらない?導入を悩んでいる人は必見です」をご覧ください。
ただ、本記事はプライスターなしでも取り組める方法で解説していますので、導入されない方も安心してご覧ください。
④ロケスマ
ロケスマは店舗名や店舗のジャンルから地図上で所在地を教えてくれる非常に便利なアプリです。
こちらは無料アプリなので迷わず導入しておきましょう。
⑤メルカリ
セット本はメルカリでの販路でも充分に戦えます。
ものによってはメルカリの方が高いものもあったり、全巻揃ってないものや、複数シリーズの組み合わせなど多彩に戦えるのでメルカリのアプリも必ず導入して販路の使い分けを行いましょう!
セット本せどり仕入れ方法
それではセットコミックの仕入れの方法を画像も織り交ぜて分かりやすく紹介していきます。
まずはセット本コーナーに行って商品をリサーチします。
例えばこちら「スタムダンク全巻セット」です。
不屈の名作ですね。今日読んで泣きました。
こちらは執筆時現在、ちょうどトレンドに入って値上がりしている商品です。
余談はさておき、セットを見つけたときの仕入れ手順は以下の通りです。
セット本仕入れの手順
手順①Amazonアプリで「題名+セット」で検索
※価格確認
↓
手順②keepaで波形の確認
となります。
それでは仕入れ手順を解説していきます。
手順①Amazonアプリで「題名+セット」で検索
まずはAmazonの購入者用アプリで「題名+セット」で検索します。
このように該当商品が出てくるので、その中から正しいセットを選びましょう。
同じシリーズでも「完全版」や類似シリーズがある場合がありますので、必ず巻数と商品画像を確認してリサーチ対象のセット本を仕入れしましょう。
今回の場合は通常コミックの31巻セットですね!
では商品ページを開いて中古価格を確認しましょう。
このように中古(可)の最低価格が9,257円なので、1万円の仕入れでは厳しそうですね。
ちなみにこの最低価格が12,000円だった場合はどうでしょうか?
この場合も仕入れはNOです。
Amazonは販売手数料が引かれますので、自分は基本的には「仕入れ価格は販売価格の2分の1」を目安にしています。
ただしこれは金額が高くなれば高くなるほど、ゆるくなってきますので、
1,000円仕入れ→2,000円仕入れ:利益取れない
10,000円仕入れ→17,000円仕入れ:利益取れる
という具合になってきます。
ただし、セット本の仕入れ価格は1,000円〜10,000円が多くなってきますので、基本的には「仕入れ価格は販売価格の2分の1」で仕入れの一次判断をしてもらって問題ありません。
そのあとで利益計算していくら利益取れるか要確認しましょう。
ちなみにプライスターであれば、最初の画面上で以下のように手数料を引いた利益額が見れるので、利益額の把握が一瞬でできます。
このようにプライスターを導入している方はプライスター画面上で検索→利益判断→キーパ確認まで完結するので、プライスター導入するとリサーチ時間がグッと縮まります。
Keepaで波形確認
続いて、keepaで波形の確認をします。
利益が取れる商品と分かったら続いてはkeepaで波形確認をしましょう。
Keepaでは「販売価格の推移」と「売れ行き(ランキング波形)」の確認ができます。
まずはAmazonの商品画面で「商品のaisin」をコピーします。
このAISINをkeepaで検索をかけます。
検索をかけるとこのような画面が表示されます。
これで売れ行きと価格の推移が判断できますね。
このスラムダンクは良い例で完全にトレンドなので、普段の価格ポテンシャルは5,000円以下です。
セット本は映画化などでトレンド化しやすいので、トレンド時は狙っていきましょう。
ただし、早めに売らないと値崩れのリスクもあります。
keepaに関しての詳しい見方や導入方法は以下記事を参考ください。
-
【簡単】keepaの始め方と使い方を分かりやすく解説!【せどり初心者必見】
続きを見る
では実際に仕入れ商品はどんな商品があるのでしょうか?
紹介していきます。
まずはこちら「ボーボボ 全巻セット」
こちらはボーボボの21巻+おまけ1冊のセットになります。
ちなみにこの日はウルトラセールという本20%OFFをしていたので、ここから更に20%オフになります。
つまり仕入れ価格は
5,100円×80%×80%=3,264円になります。
Amazon価格を見てみると
9,052円と利益が取れそうですね。
keepaで販売価格の推移とランキングも確認しましょう。
中古の黒線価格も安定しており、ランキングもバキバキなので売れ筋も問題ありません。
この商品は最低価格でも3,700円ほど利益が取れる商品なので仕入れるという判断になります。
ちなみにこの商品に関しては以下2点も考察しましょう。
その①8巻の破れに関して
画像にある通り、8巻に破れがあると書いています。この場合は2つの方法で販売を考えます。
⑴破れがあることを特記、画像を載せてそのまま(可)で販売する
⑵8巻だけ別で買って破れのない状態で販売する
今回の商品は8巻を破れない状況にしても全体の状態が(可)なので大きな販売価格アップはできません。
ただし、(2)の方法でマイナス要素をなくすことで少しでも高く売れるようにするのもアリですね。
このような抜け巻をすぐ売りたい場合はAmazonやブックオフオンラインで揃えることで別の店舗で見つけなくてもすぐに揃えることができます。
その②+1巻のおまけがついている
こちらも画像にある通り、このセットは+1巻のおまけがついています。ガイドブックなどこのような+αの巻がついていると同じ全巻セットより高く売ることができます。
なので、単純に最低価格に合わせずに、少し高めに出品して付加価値で利益をアップさせましょう!
初心者が注意すべき点
続いては初心者が注意すべき商品に関して紹介していきます。
初心者が注意すべき商品
②全巻そろってないセット
1つずつ解説していきます。
①直近で最低価格が上がっている商品
まずは直近で最低価格が上がっている商品です。
例えばこの商品、
仕入れ価格は4,000円です。(実際はウルトラセールで3,200円でした)
最低価格は7,269円と利益が取れそうな状況です。
しかしkeepaを見ると
このように直近で跳ね上がっており、実際のポテンシャルは4,000円程度であることが分かります。
先ほどのトレンドのスラムダンクと比べて「上がった価格で売れていない」、「ランキングが急に良くなってない」などの点からトレンド化ではないことが分かります。
このような商品は一見利益商品っぽいですが、しっかりとkeepaを見て仕入れを避けましょう。
②全巻そろってないセット
セット本コーナーには「完結セット」と「長編セット」が存在します。
「完結セット」は全巻揃ってます(たまに店のミスで揃ってない場合あるので注意)が、「長編セット」は50巻セットのうちの40巻だけのセットなど、全巻揃ってないセットで販売されています。
このような商品は最初のうちは仕入れるのはやめましょう。
なぜかというと、最初にもチラッと触れた「かかり巻」の存在があるからです。
かかり巻とは
かかり巻とはセットコミックの中で入手難易度が高い巻のこと。20巻セットの20巻だけが非常に見つかにくい等、基本的には後半巻に多く、棚から集めてセットを組むときは注意が必要。
つまり、25巻セットのうち20巻まではかんたんに揃えることができても、残りの5巻が非常に揃えづらく、時間や費用を要してしまう場合があるからです。
セット本をやっていれば段々とかかり巻が分かってくるので、最初のうちは完結セットに絞りましょう。
まとめ:まずはブックオフに足を運ぼう
今回はブックオフのセット本仕入れに関して解説しました。
最初は時間がかかりますが、セット本はリサーチしやすく、だんだんとスピードも上がってきます。
まずはブックオフに足を運んでみましょう。
足を動かした分だけ、必ず成果に結びついていきます。
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